JEXIS

Journey and Experience Interest Session

カスタマージャーニー研究会

Journey and Experience Interest Session(JEXIS)とは

 Journey and Experience Interest Session(JEXIS:ジェクシス)は、マーケティング実務におけるカスタマージャーニーおよびその周辺技法の活用方法を研究開発し、カスタマージャーニーを軸としたマーケティングの啓蒙と知識の普及をゴールとして設立された研究会です。

JEXIS設立の背景

 海外ではカスタマージャーニーからビジネスの成果につなげる方法や効果検証の方法、ROIを推定する方法、どんなブランド体験を創出するべきかなどのテーマが、実務家やアカデミアを巻き込んで議論されています。カスタマージャーニーは、日本でも一定の知名度を得てきましたが、まだまだ実務での活用方法論や事例が体系的にまとめられているとは言い難いのが現状です。アウトプットイメージが先行し、どう実務で使えるのか、どんな時にどのようなジャーニーマップを作るべきなのか、どうビジネスの成果に繋げるのかなど、現場の実務家がスムーズに仕事で使えるツールとしてはまだまだ完成されていません。

 インターネットを検索すれば、多種多様なカスタマージャーニーマップを閲覧する事ができます。カスタマージャーニーマップの作成方法も色々公開されています。おそらくそれらを参考にしながら、"それらしいもの"を作成する事は可能です。しかし作ってどうするのか、つまりビジネスの課題解決の方法として、こうすればよいという戦略がないまま試行錯誤が続いている状況です。現に(株)コレクシアは、2014年より【消費者行動図鑑】というモノの買われ方・選ばれ方を見える化するサービスを展開していますが、概ね半分がカスタマージャーニーマップを作成する案件、残りの半分がカスタマージャーニーを使う案件です。後者は一言で言うと、「カスタマージャーニーが大事らしいので作ってみたけど、どう使えば良いのか?」という内容です。これは、グループインタビューやデータサイエンスとは違い、確立された理論が無い上に、商材によりカスタマージャーニーが異なり、ブランドによりカスタマージャーニーが求められる事情や背景が異なる為、各社ケースバイケースの対応となるからです。

 このような状況を鑑みて、「作ってみたが、使えない」というカスタマージャーニーの机上の空論化を防ぎ、実務に使えるカスタマージャーニーの方法論や条件、実践から得られた課題や学びを共有できる場として、本研究会が設立されるに至りました。

本研究会の目的

 1)参加者が直面している具体的な課題を解決する事。その中で戦略として使う為の知恵や教訓を学べること
 2)カスタマージャーニーに係るアプローチを理論として体系化し、戦略として使えるレベルに落とし込むこと
 3)カスタマージャーニーを軸にしたマーケティング戦略を広く啓蒙する事により、アカデミア及び産業界に

  寄与すること

 

です。その為に本研究会では定期的にセミナー、ワークショップ、定例会を開催し、以下のようなテーマについて調査、研究、成果の発表および情報交換を行っていきます。

 

 ・カスタマージャーニーからインサイトを抽出する
 ・カスタマージャーニーから最適なブランド体験、経験をデザインする方法論
 ・カスタマージャーニーとストーリーテリング
 ・商材、ターゲット、ゴール別に最適化されたカスタマージャーニーマップと記載情報
 ・カスタマージャーニーをビジネス上の成果に結び付ける成功事例と失敗事例
 ・カスタマージャーニーというデータの分析手法の開発及び、ジャーニーマップのデザイン
 ・ビッグデータ、データサイエンスとカスタマージャーニーの相互補完性について
 ・カスタマージャーニーを基にプロモーションやキャンペーンを開発する方法論
 ・カスタマージャーニーを営業や製品開発、人事に用いる応用事例
 ・カスタマージャーニーの促進や停滞の計測方法
 ・カスタマージャーニーを作る価値と費用対効果
 ・カスタマージャーニーとデザイン

 ・WEBマーケティング及びECにおけるカスタマージャーニーの適用

研究会におけるカスタマージャーニーNAVIの役割

 「カスタマージャーニーマップを作る(描く)事」は戦略ではありません。大事なのは「カスタマージャーニーを創る(生み出す)事」です。カスタマージャーニーを創るとは、現状のカスタマージャーニーを把握し、そこからブランドが目指すべきカスタマージャーニーを設計し、ブランドのゴールを実現する施策まで生み出す事です。そこにコストをかける価値が生まれます。既知の事実をカスタマージャーニーマップの形で表現し直す事は戦略ではありませんし、課題を解決してくれません。成果にも繋がらないでしょう。他のアプローチではできなかった新しい発見や視点、学びを生み出し、ビジネスの成果に繋げる事ができて初めて、"戦略"の名に値します。

 【消費者行動図鑑】での調査研究を通して得た知見や方法論を、カスタマージャーニーを戦略として使う為の基礎的な土台としてまとめたものが、カスタマージャーニーNAVIです。この作業の中で、カスタマージャーニーを戦略的に使う上で方法論化できた部分と、未だTBDな事柄が分かれました。例えば以下の様な領域については、データドリブンで方法論化できました。

 

 →客観的で定量的な根拠のあるカスタマージャーニーを自動生成する方法
 →モノのジャーニー、コトのジャーニーを作成する方法
 →カスタマージャーニーからインサイトを引き出す方法
 →インサイトをカスタマージャーニー上で価値に変換する方法
 →現状のカスタマージャーニーから、ブランドが今後目指すべきカスタマージャーニーを設計する方法
 →カスタマージャーニーでブランドが果たすべき役割を、ブランド体験に落とし込む方法
 →カスタマージャーニーの診断方法
 →カスタマージャーニーに寄り添うメディアプラン、および顧客接点の編成方法
 →カスタマージャーニー戦略の効果検証の方法

 

 つまりマーケティングコミュニケーションの実務において基本的に必要となるパーツは、カスタマージャーニーベースで行う事が可能となりました。これらは【カスタマージャーニーの教科書】という入門コンテンツ化して公開、ソリューションとしてもサービス提供しています。本研究会でもこれらのツールや方法論を提供します。

 

 逆に未だTBDな部分とは、このカスタマージャーニーを軸にしたアプローチによる様々なテーマ、場面での実践事例を重ねる事、および理論として確立させる部分です。つまり、実践と理論です。また他のマーケティング戦略と比較した時の費用対効果や相互補完の関係性、製品開発などマーケティングコミュニケーション以外のマーケティングへの応用、マーケティング以外のビジネス領域、例えば営業や人事などへの応用、経験知が不足しています。

研究会への参加について

 現在、本研究会に参加して頂ける方を募集しています。

 

 本研究会の趣旨に賛同して頂ける方で、企業、国、地方自治体、大学などの教育機関、その他法人に所属し、現在以下の様な実務に携わっている方。カスタマージャーニーを用いた実務経験は問いません。(個人事業主・フリーランスの方は現在募集しておりません)

 マーケティング、ブランドマネジメント、コーポレートブランドマネジメント、製品開発、経営企画、営業戦略、カスタマーサービス、クリエイティブディレクション、Webマーケティング、Webディレクション、広告プランニング、メディアプランニング、商業デザイン、コンサルテーション、アカデミア研究

JEXIS活動報告

 NEW 

2016/11/28

JEXIS主宰の村山幹朗氏が、カスタマージャーニーの実践研究で2016年度JMRAアニュアルカンファレンスで最優秀賞を受賞しました。

 JMRAアニュアルカンファレンスは、一般社団法人日本マーケティングリサーチ協会が年1回開催する大会です。研究発表タイトルは「カスタマージャーニーマップによる、ストーリーベースの質的・量的分析事例の紹介と現場での活用」。

JMRA(日本マーケティングリサーチ協会)

https://www.jmra-net.or.jp/index.php

JMRA アニュアルカンファレンス2016

https://www.jmra-net.or.jp/conference/2016lp/

 予告 

2017年6月上旬(予定)

JEXIS研究会を2017年6月上旬に開催します!(詳細日程は5月中旬公開)

 カスタマージャーニーを用いた事例やデータを企業から集め、実践研究を行うカスタマージャーニー研究会”JEXIS”の第1回研究会を行います!日時・申し込み方法・研究テーマについては5月中旬に公開いたします。

 会場はJMA  公益財団法人 日本マーケティング協会 アカデミーホール(六本木)を予定しています。

JMA(日本マーケティング協会)

http://www.jma2-jp.org/main/